江戸時代における日本の医学の基本として、漢学に基づく本草学や舶来知識としての蘭学などがありました。
当館には、国府町出身の松島瑞境が写した「平次郎臓図」をはじめとして、西洋医学を日本に伝えて多大な影響を残したシーボルト関係の洋書、日本人医師や医学者らによる医療指南書等の版本・巻物などがあります。
本展では、人と医の歴史とそれらを取り巻く環境を物語る様々な資料の数々を展示します。現代において、日々の生活の中で人々の健康的な暮らしを支える医療、医学や薬学の知識と技術の重要性を知り、先人たちの医にまつわる深い知恵や知識に触れることによって、かけがえのない人の命と医との関係を見つめなおす機会となれば幸いです。
※休館日/火曜日(祝日開館、翌日休館)

●開催場所: 鳥取市覚寺 渡辺美術館
●開催年月日: 令和7年8月30日~10月13日
●開催時間: 午前10時~午後3時(土日及び祝日午後5時まで)
●参加費用: 大人900円、大高生500円、中小生300円
●お問い合わせ先: 0857-24-1152(渡辺美術館)