「写真することがとても楽しい」、植田正治はこの言葉を生前頻繁に口にしていたそうです。
被写体と対話するかのように対峙し、気持ちのつながりを持つことを楽しむ独自の姿勢は、画面の中の子供たちや人々、そしてありふれた日常の事物とともに、自ずと映し出されています。
その植田らしさこそ、「植田調」と呼ばれる個性であり、スタイルなのでしょう。
今回の展覧会では、植田の初期から晩年までの作品を概観しながら、植田にとっての「写真すること」の意味を浮き彫りにし、あらためて「植田調」とは何かを探ってみたいと思います。
※休館日/火曜日(祝日の場合は翌日)8月12日は開館

●開催場所: 西伯郡伯耆町 植田正治写真美術館
●開催年月日: 令和7年6月14日~9月7日
●開催時間: 午前10時~午後5時
●参加費用: 一般1000円、高校・大学生500円、小・中学生300円
●お問い合わせ先: 0859-39-8000(植田正治写真美術館)